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たとえば、もらった間取り図に家具を置いて考えたいとき。紙の上で3cm(センチメートル)の線を見つけても、それが家では何メートルなのか、いったん迷いますね。
縮尺1/100は、実際の長さを100分の1にして描くという意味です。図面の3cmは、計算上は実際の300cm、つまり3m(メートル)に当たります。
ただし、これは図面がその縮尺のまま印刷されている場合。測り始める前に、紙の右下などにある縮尺の記載を見てみよう。
図面の縮尺と、使う目盛を合わせよう
三角スケールは、複数の縮尺の目盛を使い分ける定規です。住宅の図面が1/50なら1/50の目盛、1/100なら1/100の目盛へ。見える面に数字があるからと、そのまま使わないようにね。
候補の一つ、ステッドラー987 15-13は、アルミ製の建築士用ポケット型。規格は15cmで、目盛は1/20・1/50・1/100・1/200・1/250・1/300の六種類です。
同じメーカーの三角スケールでも、一般用や土地家屋調査士用では目盛の組み合わせが違います。「三角形の定規なら同じ」で選ばず、手元の図面に使う縮尺があるかを先に合わせてね。
印刷で縮めた紙を、そのまま測っていない?
ここ、買う道具より先に確かめたいところです。仮に、1/100の図面を印刷時に80%へ縮めたら、もともと3cmだった線は2.4cmになります。それを1/100のまま読めば、元の寸法とは違う答えになります。
三角スケールは、印刷の倍率を自動で見抜いて直してくれる道具ではありません。
図面に書かれた寸法と、印刷した線の長さが合うかを確認し、不明なら設計担当者へ印刷条件を聞こう。スマートフォン上で拡大した画面に定規を当てても、元の縮尺の紙と同じには扱えません。
家具を考えるメモは、寸法と質問を並べて残そう
図面で見当を付けたら、家具の幅・奥行きと、扉を開く場所を別にメモしておくと、打ち合わせで聞くことを絞れます。線のどこからどこまでを測ったのかも印を残してね。
壁の中心を示す線なのか、室内で実際に使える壁の内側なのかでも意味が変わります。入ると決める前に、確認したい箇所として担当者へ渡そう。
まずは縮尺、次に印刷条件、そのあと目盛。最初の一つが合うと、図面に書き込む家具のメモも話し合いやすくなりますよ。
出典:ステッドラー公式・三角スケールの規格。2026年10月21日確認。縮尺と印刷倍率の数字は説明用の計算例です。施工寸法の確定は設計図書と担当者へ確認してください。